ふじおか幼稚園

ここのところ急に寒さが感じられるようになりました。
今年も残り１か月をきりましたね（*^_^*）
この時期のこどもたちは、びっくりするくらい１日１日、大きく成長していきます。

こどもの成長には、
「できた！」「楽しい！」から、「もっとできるようになりたい！」と、その子自身が思えるかどうかが大切です。
すべての活動は「あそびから」とお伝えしているのも、ぼくたちが何よりもそこを大切にしているからです。

一方で、成長には本人の意思が大切だということは分かってはいても、
「もっとできるようになってよ！」
「なんでできないの！」
と、日々忙しく生活していると感じてしまうこともあるものです・・・。
しかし、不思議とそんな方法ではこどもは成長しませんし、むしろその取り組みを嫌いになってしまうこともあるかもしれません。

ふじおか幼稚園では、そんなときの一つの方法として、
「見ること」、「見せること」を上手く使い分けます。

以前にもお伝えしましたが、
こどもの成長には「見る力」が大きく関わってきます。
この力が育っているか、育っていないかで、その子の成長は大きく変わってきます。
年長児が２歳児のおともだちにかっこいい姿を見せてくれました♪
見せた子は得意げで、見た子たちはあこがれの目でその子を見ていました!(^^)!

では、何を見せてあげれば、こどもが「自分もできるようになりたい！」と、感じるのでしょうか？
それは、友達ができる、もしくは、できるようになった姿を見せてあげることです。

みんなの前でかっこよくお手本を見せてくれました♪
幼稚園では「こども先生」と呼んで、前に出てもらうこともあります（*^_^*）

こどもたちのやる気に火がついたようです!(^^)!

すごくうれしそうですね♪

「負けないぞ！」「ぼくも出来るぞ♪」

これはヒントや、やり方は教えますが、結果的には「教えない」＝「答えを与えない」という保育の基本です。
質問に答えるこどもたち♪
答えを見つけたようです。

大人がいくら「勉強しなさい！」と言ってもこどもは勉強しないように、
自分自身が「やりたい！」「できる！」「できるようになりたい！」と感じなければ、その活動は意味を持たなくなってしまいます。

できた子を見て「かっこいい！」と憧れる子もいれば、

「自分でもできそう！」と、身近な友達ができた姿を見てやる気に火がつく子もいますし、

「なるほど！」と、やり方を学ぶ子もいます。

見たことから何を感じるかはその子によって様々ですが、自分から「やろう」と感じるきっかけになります。

見せた子は、自分ができたことをみんなに認めてもらうことで、「もっとできるようになりたい！」
と、自信が育ちます。

取り組みに対し、できたよろこびから「さらにできるようになりたい」と、意欲を持てる子に育てます。

 

最後までお読み頂きありがとうございました（*^_^*）

市村　弘貴

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