ふじおか幼稚園

2020/7/8

ふじおか幼稚園では年長児の男の子はレスリングに取り組みます。

なぜ、年長児の男の子だけレスリングがあるのか・・・と、

聞かれることもあるのですが、

それにはもちろん、理由があります。

男の子は戦うことが大好きです。

男の子を育てたことのある方は、目にしたことがあるでしょう。

男の子が、誰もいない空気と戦っている姿を(笑)

※もちろんすべての男の子に当てはまるわけではありません。

それくらい男の子は「戦う」ことが大好きです。

脳に「戦う」がインプットされているのです。

保護者からすると、

「乱暴になってしまうのでは・・・」

と、心配になってしまいますよね・・・。

でも、安心してください。

この「戦う」ことから男の子は大切な感覚を学んでいるのです。

男の子が戦いごっこをしてると、

「相手を傷つけてしまうのでは・・・」

「やられてしまってかわいそうだ・・・」

と、心配になることもあるかもしれませんが、

男の子は「戦い」から「手加減」を学びます。

やられた・・・やってしまった・・・あそびが終わってしまった・・・相手が泣いてしまった・・・

と、「戦い」から起きてしまったコトから、こどもは多くのことを感じ、学びます。

その学びから「やさしさ」を覚えていくのです。

その他にも、

あそびこんだり、友だち同士であそぶことで

正義感、チームワーク、自己肯定感なども育まれます。

でも、だからといって幼稚園で

こどもたちに戦い(ケンカ)をしなさいと言うわけにはいきません・・・。

こどもたちにどうしたら、そういった学びを、安全に提供できるだろうかと考え、行きついたのが、

ふじおか幼稚園が取り組んでいるレスリングです。

ケガが起きないよう、独自のルールを設け、

スポーツとしての公式な「戦い」の場を作っています。

悔しくて泣くこともありますが、

こどもたちで応援し合い、

どうしたら勝てるのかを自分で考え、

教え合い、

次に向かっていくこどもたちの姿が

男の子をよりたくましく成長させてくれます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

ふじおか幼稚園　園長　市村弘貴

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わたしたちは、幼稚園をただ勉強をしたり、ただ単に答えを出したりする場所とは考えていません。
楽しい時には笑いあい、つらい時には励ましあい一歩ずつ成長していく場、世界の輝きを見つけられる場として考えています。
子どもは子ども同士、お互いに影響を受け合い、学び合いながらいろいろな価値観と出会い、自分を成長させていきます。
わたしたちは、子供たちが自分たちで決定する場面をたくさんつくり、それを見守ることを保育のモットーにしています。
たとえ子ども同士でトラブル、問題が起きたとしてもすぐには指示を出しません。まずは状況を整理させ、自分たちの感情を理解させ、なぜそうなったのかの理由を考える時間を与え、自分の口で意見を言えるようにしていきます。
それが自ら考え行動する、立ち上がるチカラ(①やりぬく力②やる氣③自制心④協調性⑤社交性）を形成していくことになるからです。何よりも育つタイミングを見逃さない。それがふじおか幼稚園です。

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