ふじおかメソッドについて
子どもたちの
「立ち上がるチカラ」を育むため
私たちがたどり着いた考え方
子どもは、本当に好奇心いっぱい! いろんなことを感じて、考えて、吸収して、日々成長を見せてくれます。そんな幼児期の子どもたちに何をしてあげることがいちばん大切なのだろう? と、私たちは考えました。たどり着いたのは「立ち上がるチカラ」を育てるということ。いつかふじおか幼稚園を巣立つ子どもたちが、その後の人生においてどんな高い壁にぶつかっても、自分で解決方法を見出し、進むべき道を切り拓けるようなチカラをつけてあげることです。すべての子どもたちに、そんなかけがえのない宝物を贈りたいと思っています。
5つの柱
子どもたちの「立ち上がるチカラ」を育むためには、知的能力である「認知能力」と、自制心や協調性などの潜在的能力を意味する「非認知能力」をバランス良く身につけていくことが大切。特に「非認知能力」の重要性は、昨今の幼児教育において世界的に注目されています。ふじおか幼稚園では、やりぬく力、やる気、自制心、協調性、社交性を「5つの柱」に据えて、これらの能力を大きく伸ばす教育環境を整えています。
子どもは先々を見据えることが苦手で、嫌なことを投げ出しがち。長いマラソンコースを一気に駆け抜けることは難しいかもしれませんが、小さな目標をひとつずつクリアすれば、いつかきっとゴールにたどり着けます。その過程で成功する喜びをたくさん体験させてあげながら、最後まで「やりぬく力」を育てます。
子どもたちには、幼稚園で取り組むすべてのことを「自分ごと」として捉え、目標を持ってほしいと思っています。そのために必要なのが、体の内側から湧いてくるような「やる気」です。勉強も運動も踊りの練習も、事前の準備から子どもたち自らが「やりたい!」と思えるようなシカケや声かけをしています。
「自制心」とは、感情や欲望をコントロールする力です。つまり、思い通りにならなくても、グッと我慢する力。自制心がない子どもには問題行動が現れたり、不登校の原因になったりしかねません。子どもひとりひとりの中に、自分で、または自分たちでルールをつくり、それを守ろうとする気持ちを芽生えさせます。
幼稚園は、小さな社会の縮図。そのなかで、人の意見に耳を傾け、ときに譲り合い、まわりに合わせて協力できる力を身につけることができたなら、思いやりのある子どもに成長してくれるでしょう。「協調性」を養うため、日々ちょっとした環境の変化を演出しながら、集団で過ごす時間をたくさん設けています。
子どもにケンカはつきものですが、当園ではなぜ言い争ったのか、どんな気持ちなのか本人同士で話し合うプロセスを大切にしています。心の交通整理をすることで、お互いの心を通わせることができるからです。「社交性」とは、広い心を持つ力。せんせいたちはその過程を厳しくも温かく見守ります。
114のプログラムに体系化
5つの柱を身につけるため、園で行うことを114のプログラムに体系化し、実践しています。これが、当園独自の教育法「ふじおかメソッド」です。「読み」「書きとり」「計算」のように毎日行う勉強、「逆立ち手踏み」「跳び箱」などの体操から生活習慣、年中行事までさまざまなメソッドをバランス良く組み合わせ、これを無理なく、繰り返し行うことで自然と「立ち上がるチカラ」が育まれます。
年齢に合わせた
最適なプログラム構成
未満児クラス
(0・1・2歳児)
園生活は自然との触れ合い、指先を使う活動、音楽活動など乳児期にたくさん体験させてあげたいことが中心。生活習慣と教育的要素をバランスよく取り入れたふじおかメソッドのカリキュラムで、幼児クラスと一貫性のある保育を行います。
幼児クラス
(3・4・5歳児)
ふじおかメソッドの「5つの柱」を軸としたカリキュラムを、毎日繰り返し行います。たくさんのともだちやせんせいと関わるなかで、よい生活習慣をつくり、さまざまな問題と向き合うことのできる「立ち上がるチカラ」を育てます。