『子どもたちの立ち上がるチカラを育むためのふじおか幼稚園12/2に保育の一環で集めた寄付金を栃木市長へ直接献金しました』

私たち認定こども園ふじおか幼稚園(〒323-1104 栃木県栃木市藤岡町藤岡342 園長 市村弘貴)は『立ち上がるチカラ』を育むことを教育目標としています。

子どもたちの「立ち上がるチカラ」を育むためには、知的能力である「認知能力」と、自制心や協調性などの潜在的能力を意味する「非認知能力」をバランス良く身につけていくことが大切です。特に「非認知能力」の重要性は、昨今の幼児教育において世界的に注目されています。

ふじおか幼稚園は、昭和55年に開園しました。以来、教育方針を研究・実践するなかで、たどり着いたのが独自の教育法「ふじおかメソッド」です。

ふじおかメソッドは、「やりぬく力」「やる氣」「自制心」「協調性」「社交性」の5つの柱を通じて、認知能力と非認知能力をバランスよく身につけられるプログラムです。職員一人ひとりがこの教育法を理解し、何をすべきかをよく突き詰めており、知識やスキルだけではなく、子どもたちが自ら考え行動することができるような「立ち上がるチカラ」が、驚くほど育つ環境をつくりあげることができています。

ITやコンピュータ技術の進化がますます進み、子どもたちを取り巻く環境も今後大きく変化していくでしょう。そんな社会を生き抜いていく子どもたちが、どんな逆境にも自らのチカラで立ち向かい解決できますように。どんな高い壁にぶつかっても自力で乗り越えられますように。そう願いながら、この楽しい幼稚園生活のなか、「立ち上がるチカラ」を育ててあげたいと思っています。

ふじおかメソッドで5つ柱を育むふじおかメソッドで5つ柱を育む

『寄付金を栃木市へ。みんなの気持ちを届けました』

12/2に栃木市役所へ子どもたちが保育の中で集めました、寄付金を大川秀子市長へ子どもたちと一緒に渡しに行きました。

10月に発生した台風19号は各地に多大な被害をもたらしました。栃木市内でも大きな被害を受け、多くの方々が被災されました。

現在でも復興に時間のかかる地域もあり、被災にあった方たちの力に少しでもなれたらという思い、今回の活動に至りました。
当日は中心となり寄付金を集めた年中児と一緒に市役所を訪れ、大川市長に直接寄付金を手渡しました。

その後、大川市長から「みなさんの気持ちのこもった寄付金を栃木市の被災に遭われた方々に使わせていただきます」「今日のみんなのやさしい気持ちをこれからも大切にしてくださいね」と、お礼の言葉と感謝状をいただきました。園児たちはとてもいい表情をしていました。

子どもたちから寄付金を手渡ししました子どもたちから寄付金を手渡ししました

幼稚園へ感謝状をいただきました幼稚園へ感謝状をいただきました

子どもたちにも大川市長より感謝状をいただきました子どもたちにも大川市長より感謝状をいただきました

参加した年中児と大川市長との集合写真参加した年中児と大川市長との集合写真

『子どもたちが自分たちなりに何か出来ることはないかと考え出したきっかけ』
今回、寄付金を集めるきっかけとなったのは栃木県を盛り上げることにも取り組んできたふじおか幼稚園が園で交番や地域の方々と協力して行った「花いっぱい運動」です。

本来の花いっぱい運動の趣旨は風船に花の種をつけて飛ばし、届いた地域を花でいっぱいにし、犯罪のない街にしようというものですが、今回は前日に起きた台風19号の被害を受け、子どもたちの元気で街を少しでも明るく元気にしようという願いを込めて行いました。

この例年行っている花いっぱい運動に復興という願いを重ね合わせたところ子どもたちから復興、寄付といった言葉が日常で多く飛び交うようになりました。私たちにも何かできることはないだろうかと考え、そんな中で子どもたちと職員の思いを一緒に形にしていくためにはどうしたらよいのか考え、保育の題材として取り入れようというアイディアが出てきました。

子どもたちの願いを風船に込めました子どもたちの願いを風船に込めました

願いがたくさんの地域に届きますように願いがたくさんの地域に届きますように

『お店屋さんごっこで集めた寄付金を被災者へ・・・』

どのように保育の中に復興支援を取り入れたかというと保育参観の日に子どもたちが手作りでチャリティー商品を作り、お店屋さんごっこを行い、その売り上げを寄付金にしようという活動を行いました。

子ども達を中心にどんな商品を作るのか考え、カレンダー、どんぐりを使ったマラカス、本のしおり、紙粘土で作った写真たてなどを日々の保育の中で作りました。

当日の売り上げ以外にも募金箱を作り、子どもたちが呼びかけをし、募金を募りました。

保育参観当日は、子どもが順番で店員となり親子で商品を買うといったごっこ遊びを行いました。

「いらっしゃいませー」「こちらの商品どうですかー?」と本物の店員さんになりきります。

保護者の方もかわいい子どもたちの真剣な姿勢に商品を手に取ってくれます。

「ありがとうございました」と感謝の言葉も忘れません。

当日の売り上げ以外に募金箱にもたくさんの温かいお気持ちを頂き、お店屋さんのごっこ遊びを通して被災にあった方々への力になりたいという優しい心を育む活動が出来ました。

親子でお店屋さんごっこをしました親子でお店屋さんごっこをしました

店員とお客さんに分かれて行いました店員とお客さんに分かれて行いました

手作りの商品の売上が寄付金となりました手作りの商品の売上が寄付金となりました

募金箱にもたくさんの寄付が集まりました募金箱にもたくさんの寄付が集まりました

『子ども自ら元気や笑顔を地域に届ける活動・・・』
私たちふじおか幼稚園は小さな寺子屋からスタートした仏教幼稚園です。

1955年の開園以来64年、子どもの笑顔のために歩んできました。

戦後の荒れた時代背景の中、子どもが笑顔で自分の足で歩んでいけるよう子どもの将来を見据えた接し方と教育を大事にしてきました。花まつりなどの行事を通して、仏様の教えを在園児だけでなく、地域の方々に知っていただき、命の大切さや尊さをお伝えしてきました。

開園当初から大事にしてきた仏様の教えや仏教教育、現代の多忙な社会の中で子育てする保護者の皆様の状況、現代社会のニーズなどを考慮し、現在のふじおか幼稚園の独自の教育法『ふじおかメソッド』に辿りつきました。

独自の教育カリキュラムを毎日積み重ねることによって認知能力、非認知能力を育み先代が伝えてきた今だけの子どもたちの姿ではなく、将来の姿を見据えた力を幼児期に形成させていくことの重要性を説いています。

今回のテーマはとても重く難しいものだったと思います。被災という経験してほしくないことをされた方々に一体なにが出来るのか、それを大人の発信ではなく子どもたちの自主性を尊重したうえで保育の中にどう取り入れるのかということを考えて行いました。

実際に子どもたちが復興支援のためになにかできないかと興味を持ち、そこに大人の方々の理解を示してもらい今回の活動に結びつきました。

開園より大事にしてきた仏様の教えの善き心の部分を子どもたちの姿から感じることが出来ました。

大きな力にはなれないかもしれませんが、子どもたちの元気や笑顔が少しでも被災された方々に届いて勇気づけられたらという思いでいっぱいです。

1日でも早い復興を願いながら、私たちの出来ることを子どもたちと一緒に考え行っていきたいと思っています。

仏様の教えを大事にし、花まつりなどの行事を行ってきました仏様の教えを大事にし、花まつりなどの行事を行ってきました

小さな寺子屋としてスタートしたふじおか幼稚園小さな寺子屋としてスタートしたふじおか幼稚園

時代の流れの中、教育法を試行錯誤してきました時代の流れの中、教育法を試行錯誤してきました

現在のふじおかメソッドにたどり着きました現在のふじおかメソッドにたどり着きました

園長 市村 弘貴

〒323-1104 栃木県栃木市藤岡町藤岡342

TEL 0282-61-1152 FAX 0282-61-1115

開園時間 7:00~19:00

休園日 日曜・祝祭日

メールアドレス info@fuji-kids.com ホームページ http://fuji-kids.com/

ふじおか幼稚園 園紹介ムービーURL https://youtu.be/bL8IVqm7_W8

しずわでら学園は 昭和30年開設以来64年間 こどもの保育、教育に力を注いで参りました。

昭和30年5月 宗教法人を立ち上げ、地域の方に教育を提供したいと、先代の住職がお寺の本堂にこどもを集め幼稚園が始まりました。

昭和53年5月 宗教法人から学校法人へ設置者変更

昭和54年10月 藤岡地域の保護者から強い要望を頂き、ふじおか幼稚園を設立。

平成8年 認可外保育所を開園し、0,1,2歳児の受け入れを開始。

平成27年4月より、認定こども園へ移行。

平成29年にふじおか幼稚園新園舎が完成し、現在に至る。

  • やり抜く力
  • 社交性
  • やる気
  • 強調性
  • 自制心